雨宮昭一の個人研究室

政治学と歴史学と地域の研究をしている雨宮昭一の備忘録です

2024年の年賀状

  明けましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願い申し上げます。

 昨年はウクライナ戦争に続きガザでも戦争がおきました。一昨年の研究ノートで述べた、その地域に住んでいる人の生活と生命を最上位におき、かんがえる、国際秩序を、つくることをますます痛感するところです。それに関連して、非原発、沖縄の基地引き取り、フードバンク,子供の家,学術会議、などの運動にわずかですが引き続き協力しました。

 研究は協同主義研究会で、自由主義と協同主義との関係およびポスト戦後体制を中心にしたものですが、9月に、自由主義と協同主義の経済制度、システムとしてのウクラードについて報告をしました。またポスト戦後体制については、ほかの研究会でテーマになった「55年体制の歴史的位置」に関連して、国際的には戦勝国体制と冷戦体制を背景に、55年に共産党六全協による、鳩山内閣による改憲失敗による、両者の日本国憲法秩序への参入が、55年体制の歴史的成立であり、今の二つの戦争に関わる戦勝国体制の崩れににも関連する、と思われます。

 安定して研究に専念できるように知り合いの研究者がなったり、小金井市のローカル紙の俳句に全く関係ない編集部に作品年間大賞をいただいたり、俳句誌で、巻頭、特選などでとりあげられるなど、楽しいこともある一年でした。声がでなくなった風邪、ぎっくり腰などでくるしみましたが、幸い快方に向かいました。一緒に研究してくれるみなさん、俳句にかかわるみなさん、生活をケアしてくれるみなさんと家族に感謝しつつ、楽しい一年をおくれればと思うものです。

皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

 殺人は許さない読み初めは露伴

2024年 元旦

雨宮昭一