雨宮昭一の個人研究室

政治学と歴史学と地域の研究をしている雨宮昭一の備忘録です

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

蠟山政道の理論の射程

2019年5月25日に占領・戦後史研究会があり、王継洲さんの「蠟山政道の政治学に対する考察ー国家論を中心にした」の報告があった。蠟山の理論の内容を先入観を持たずに説明した優れた報告であった。これに対していくつかのコメントをしたのでここに記して…

6月の俳句

ひゆんひゆんと糸を鳴らして鮎奔る 禅寺のぐみの花揺れ梅雨に入る 信州真田のごとき小藪蚊に刺されたり 新緑の笛吹川琴川鼓川甲斐の川

2019年度歴史学研究会現代史部会ー55年体制、保革の越え方、68年、近代とポスト近代

5月26日に久しぶりに歴研現代史部会に顔を出した。テーマは「平和運動を歴史化するー冷戦史の解釈枠組みを越えて」で、報告者は日本―神戸については黒川伊織さん、ドイツについては竹本真希子さんのお二人で、いずれも演釋的でない豊かな報告と議論であっ…