雨宮昭一の個人研究室

政治学と歴史学と地域の研究をしている雨宮昭一の備忘録です

2021年3月の俳句―補

3月6日に三つのオンライン研究会に参加して楽しかったが疲労もした。そこでその後1,2日俳句を楽しんだ。

春うらら遠くを見てゐる縄文人

卒業す流れる水の緩やかに                       春は曙ねがえるがうらぎらづ

恙なく駄猫駄馬豚児卒業す

白い息あなたの声がよく見える

しくらめん怒らぬ人と父はなり

沈丁花新たな雨に香の光り

春夕焼ビルを見ているポメラニアン

母をみる卒業のそのまなざしで

はぎれよき啖呵に「たのしいね」少女達磨市

洗練の啖呵の響き達磨市

春の鴨直角にあひ直角にわかれ

以上