雨宮昭一の個人研究室

政治学と歴史学と地域の研究をしている雨宮昭一の備忘録です

11月の俳句

秋澄みて都市の礫川白々と

大手町都市の紅葉ななかまど

旧石器よりの営み野川湧水

藤袴咲きたりと告ぐ母の墓

あつかんやぐちぐちぐちるやさおとこ

なにいってんだかわからんけんど石蕗の花

秋の池かすかに揺らす笹の音

諦念とは明らめること曼殊沙華

行く秋の武蔵野崖線萩一輪

負けた鮭模様をかへて射精する