雨宮昭一の個人研究室

政治学と歴史学と地域の研究をしている雨宮昭一の備忘録です

五月の俳句

体調を少しくずしたが回復しつつあるので、俳句をつくった。小金井公園の建物館をおもいだしながら。

棟の間の五月の空の三センチ

行く春を縄文晩期の丸木舟

川原石の古墳の下の夏の川

万緑を分けて七千五百型都電

復元のその復元の夏屋敷

若葉色のドレス銀杏若葉の只中へ

三四郎の硬い若葉や今もなお

漉し分ける石舛の夏青光り