雨宮昭一の個人研究室

政治学と歴史学と地域の研究をしている雨宮昭一の備忘録です

8月の俳句

相聞の河鹿の声のくぐもりて

空論と空理の境生業の秋

ちゅーちゅーと原爆の日のドリンクを飲む

合縁と奇縁のあはひ蜻蛉交

渓流に揺るる鬼百合闇香る

その先を迷っておりぬ瓜の蔓

揺れやまぬ一木の一葉秋意かな

川は澄み河鹿は鳴けり物な思ひそ

 病院を三歩離れて蝉時雨

 

 今月は俳句を考える時間が多かった。