雨宮昭一の個人研究室

政治学と歴史学と地域の研究をしている雨宮昭一の備忘録です

「思想家」と「俳人」

 一昨日5月13日は少々印象的な日だった。

 一つは、若い研究者から、私の『協同主義とポスト戦後システム』などの著書、最近書いた研究ノート「協同主義と研究の様々な課題と様々な立ち位置-ポスト戦後体制期と内外の当事者性、メタ、既成制度」、「「協同主義とポスト戦後システム」再論ー社会的連帯経済、再編福祉国家論、MMT」(『地域総合研究』2020年3月),およびブログを読まれた中国人の現代思想の研究者が、私を日本の現代の思想家として私にインタビューを求めていることをつたえられたことである。

 もう一つは、「NHK俳句」の選者などをされている小澤實氏の結社「澤」に関わりができ、5月号の結社誌『澤』で、私の句「前の世に見しごとき街春の雪」が特選、二つの句「不機嫌な鴉コンビニ春の雪」「エスの字に跳ぶごんずいのふじびたい」が選として掲載された。つまり俳句業界で俳人として一応扱われたのかもしれない。

 「思想家」も「俳人」も自分がそうであるとは思っていなかったこと、しかも「コロナ」で雑誌が遅れたこともあって、二つのことが同じ日にかさなったことは、ずいぶん印象的なことであった。