雨宮昭一の個人研究室

政治学と歴史学と地域の研究をしている雨宮昭一の備忘録です

2020年2月の俳句

 「協同主義研究の様々な課題と様々な立ち位置ーポスト戦後体制と内外の当事者性、メタ、既成制度」ならびに「「協同主義とポスト戦後システム」再考ー社会的連帯経済、再編福祉国家論、MMT」の『地域総合研究』に載せる予定の二つの研究ノートを仕上げる時間を過ごしたが、その楽しさとしんどさの中でずいぶん俳句を楽しんでしまった。

 

間氷期かなし二月のコンビニ

リアルとはかくも透明ねこやなぎ

大寒や不幸はなべて自己責任

梅一輪ひらき連山なべて碧

一月の流しの中のねぎの皮

掃除して刺身を置いて子の帰る

へそまがりてふスナック閉じて冬の空

大寒や不幸はなべて他人ゆえ

結局は一人なんだよ福寿草

太古より恋は孤悲なりヒヤシンス

一人ゆえ人いつくしむ寒夕日

梅一輪遵守順応即励行

盛り上がり音なく疾し冬の川

  以上