雨宮昭一の個人研究室

政治学と歴史学と地域の研究をしている雨宮昭一の備忘録です

11月の俳句

11月11日三鷹山本有三記念館への吟行

柊の花の中なる白い闇

母として人として女の一生薮柑子

冬館松の巨木のきっぱりと

冬麗ら抵当流れの館かな

初時雨路傍の石の薄明かり

時雨るるや路傍の石に日を残し

吟行句会の後の座にて

笹鳴きや鳴かず飛ばずの昭和人

われらなほ昭和の男女薮柑子

昭和遠し水虫双六ところてん

平成も昭和も生きてほや食らふ