雨宮昭一の個人研究室

政治学と歴史学と地域の研究をしている雨宮昭一の備忘録です

吟行場所としてのスーパーマーケットとその結果

昨日、市井の日常の場の一つとして選んだスーパーマーケットに吟行した。そのあとの句会ではいつになく豊富で多様で具体的な俳句が披露された。

カーネーションのあたりの品の影深き(いつこさんー以下さん省略)

メロディーとともに売らるる新茶かな(ひでお)

一望の

棚商いや風は初夏(じゅんこ)

ピンヒール試すをんなや夏帽子(みさ)

レジ前に並ぶ籠みな春キャベツ(みさ)

などなどかあり、先生の特選も普段のニ、三倍であった。今回の吟行の場所設定は会の

俳句の刷新というよりも次元をあげたとおもわれる。

 わたしも日常を日常として詠むために言葉を出来るだけ無意味にかつ言葉の間を出来るだけ無関連に詠むことにいたった。それが

厚揚げとパンツあがなひ新緑へ

である。これをほとんど正確に解釈して推薦してくれた会員がいた。その他に私が詠んだ句。

 ひっぺがす玩具売り場の五月の子

それぞれの孤独五月のフードコート

それぞれを知らず五月のフードコート

整理用品の整理必要夏に入る

君のままでいいといふ本梅雨の入り

紋白蝶斜めに降りて風を裂く